2010年1月30日土曜日

TLR200 ディスクプレート研磨&パッド交換

効かない雨用パッドで、レコード状にキズが入ったディスクプレートです。
何故かポツポツと粒状の塊が出来てました。




このまま使うと、キズが他のパッドにもコピーされますので、平になるように研磨してみました。




硬い素材でした。
ダイヤモンドヤスリ(100円ショップのですが・・・)を2本使いましたが、深い溝は取りきれてません。
しかし、この硬いプレートをキズだらけにするくらい強く挟んでいるのに、効かないパッドとは・・・




最後は600番(これしか無かったので・・・)のペーパーで仕上げてみました。




離れて見るとキレイです。かぁ?




今回使うパッドは以前手に入れたSRA865です。
雨用パッドはせっかく研磨したプレートにキズを付けそうで、怖くて使えません。てか効かないしね。
んで、このSRA865は雨用パッドの4分の1の価格。なんと500円なのでしたっ!
この安いパッドが雨用パッドより微妙に効いていますし、何より偉いのはプレートにキズを付けない!のです。(って、当たり前か)
しかし、満足出来る本当の効きでは有りません。まだまだ悩みが続きそうです。


2010年1月23日土曜日

TLM200/220用A.C.レギュレーター

H.P.の「発電コイルの種類と制御」では説明が不十分だったのか、ブログ日記「TLR200 100Wを目指して」の記事を見た方から、「わざわざ白線を引き出す必要は無い!片側アースのままで充分だ!」「無駄な事をやってる!」「ネットで嘘を流すな!」と言う声が今までに3件有りましたので、ホンダに代わって(勝手に代わるなって)説明したいと思います。




TLR200の発電機です。一番右の、白線を接続して有るのがヘッドライト用コイルです。ご覧のように下側(反対側)をアースしてあります。この状態で電圧制御するのが2本線(白二黄と緑線)のA.C.レギュレーターです。交流の負側波形のみをカットします。




TLM200の発電コイルとA.C.レギュレーターです。ごらんのようにコイルの両側から出力線が出ています。この場合交流の正負両方の波形をカットしています。

TLM200のマニュアルには──────────────────────
『バッテリを装備することなく安定した電流を確保するため、高出力A.C.ジェネレーターを採用してエンジン回転の低い場合でも充分な発電を行なっている。』と書いて有ります。

と言う事で、TLRのヘッドライトも正負両側の出力を有効利用すべく、アースを外して両端から出力取ったところ、狙いどおり電流が1アンペア余り増えました。

が!「アースを外す必要は無い!そのままレギュレーターの片側を車体に繋げば同じ事だ!」
と言う声が有りましたので、分かりやすいように図に書いてみました。




こうなります。ホンダやヤマハの回路図では見た事が有りません。
さらにアースを一つにまとめて書くと下の図になります。




アースから電気が逃げて、左の線は意味の無い線になっています。右の線だけの片側制御で、電力は半分だと思われます。

再度TLMのマニュアルには─────────────────────
『A.C.ジェネレータの白または黄端子とボディアース間の導通を点検する。導通がなければ正常である。』と書いてあります。
つまり、発電コイルの両端以外導通があってはいけないのです。当然アースを残すなど論外ですねぇ。
TLM200R A.C.回路のあらまし A.C.ジェネレーターのランプ コイルの点検
参照。
で、TLRのヘッドライト用発電コイルも、アースを外して白線を追加した訳です。

※こちらもご覧下さい。「二つのA.C.レギュレーター